オフィスにおすすめ!配線スッキリ床上げリフォーム
オフィスのリフォームを検討中であったり、これからオフィス移転を検討しているのなら、床についてのリフォームも検討してみてはどうでしょうか。せっかく理想的なオフィスにしても配線がごちゃごちゃしていては台無しです。 そこで今回は、オフィスの配線をスッキリ見せる床上げリフォームとは何か、床上げリフォームのメリットや注意点、そして費用などをわかりやすくお話しします。 ・最近人気の床上げリフォームとは ・床上げリフォームの5つのメリット ・床上げリフォームは使用する場所によって耐荷重を考える ・床上げリフォームにかかる費用 最近人気の床上げリフォームとは 現代は、インターネットを介した業務が多くなっています。大きな企業ではオフィス内のやりとりさえネットで行う時代なので、オフィスにパソコンやサーバーを置いていないところはあまり多くありません。 そしてパソコンなどの、インターネットを使用するための機器をたくさん使用するオフィスで困るのが「配線」です。ごちゃごちゃした配線はゴミが溜まりやすく、見た目もあまり良いものではないのです。 そんな悩みを解消するために人気なのが「床上げリフォーム」です。床上げリフォームは床に支柱やパネルなどを設置して、本来の床を若干高くします。本来の床と新しく設置した床の間の空間に、配線ができる仕組みになっています。 実際に使用する床の上には配線がないので、スッキリとしたフロアで作業を行えます。 床上げリフォームの5つのメリット ここでは床上げリフォームのどこが良いのか、床上げリフォームの5つのメリットをご紹介します。 ①フロアの見た目がスッキリする 本来の床とパネルの間に配線を通せるため、実際に使用する床の上には配線が全く見えません。床の上にはデスクと椅子そして棚などしかありませんので、スッキリとした見た目のフロアで作業ができます。 床上げリフォームをした場所は、全て配線が下に通せるので、通路もスッキリできますので、外部の方に良い印象を与えられるメリットもあるでしょう。 ②配線のでこぼこがなくなって安全性が増す 配線をスッキリさせる方法はいくつもあります。例えば配線をひとまとめにするためにテープなどで束ね、一か所に配線をまとめておくなどもありますが、歩いているときに引っかかって転倒する経験をされた方もいるでしょう。 大事なデータの入った機器を運ぶときにつまづいて転んで、破損してしまったりしたら大変なことになってしまいますが、床上げリフォームをすればそんな危険もありません。 転倒防止の効果もあるので安全性が増します。万が一大きな地震や火災などの災害が起こった場合でも、スムーズに移動できます。 ③オフィスを清潔に保ちやすい 配線がある場所は、清掃するときにどうしても小さな埃やゴミが溜まりやすくなります。清掃業務を行う場合も配線がある場所はどうしても細部までキレイにしにくいものなのです。どうしても埃や小さな塵が除去しにくいものなのです。 一方床上げリフォームをすれば、配線がフロアに無いので清掃業務がしやすいです。クリーナーがつっかえる場所がないので、スムーズに掃除ができ時間も短縮できます。これも大きなメリットです。 ④バリアフリーなオフィスになる 床上げリフォームは高さを調節できるタイプもあるので、高さを調節してバリアフリーなフロアを作れます。近年では車いす利用者の採用率も高く、誰もが平等に仕事ができる社会になっています。 そして車いすは意外と小さな段差でも転倒する危険があるので、床上げリフォームで配線や段差をなくせば、バリアフリーな職場づくりをすることが可能です。 ⑤遮音性が高まる オフィスビルは遮音性が高い構造をしていますが、全く上の階の音が聞こえないわけではありません。意外と下のフロアに作業中の音が響くこともあるのです。そんな悩みも床上げリフォームをすれば解消します。 というのも床上げリフォームは本来の床とパネル床の間に空間ができます。なので直接音が下のフロアに届きにくくなるので、遮音性が高くなり騒音トラブルを軽減するのにも役立ちます。 床上げリフォームは使用する場所によって耐荷重を考える メリットが多い床上げリフォームですが、耐荷重に気を付けなければなりません。例えば一般的な事務所で使用するのであれば、耐荷重3000N程度で問題はありませんが、サーバルームや機械室などに使用することはできません。 もしもサーバルームや機械室などに使用する部屋の床上げリフォームを検討しているのならば、5000N以上の耐荷重の床上げリフォームを行う必要があります。万が一耐荷重が足らないと床が破損する可能性があるからです。 当然床が破損すれば機械も傾いたり倒れたりするので、大きな損害を被る可能性も否定できないので、必ず目的別に合った耐荷重の床上げリフォームを行います。 床上げリフォームのタイプは3つ ここでは床上げリフォームの種類・タイプを3つご紹介します。 置き敷きタイプ 置き敷きタイプはコストが安く設置が簡単です。しかもビスなどを使用しないので建物にダメージを与えません。移転する際にも簡単に取り外せるのもメリットです。ただし安定性が若干弱く配線を通すスペースが限られます。 大きなオフィス向きではありませんので、小さめのオフィスで使用するのに適しているでしょう。 溝工法タイプ このタイプは配線に使用できる溝が最初から設計されているパネルです。パネル自体が小さいので簡単に取り付けができます。配線の変更もしやすくパネルが小さいので安定性が高いです。 こちらも小規模オフィスに向いたタイプです。 パネル工法タイプ このタイプは高さの調節ができるタイプで、床の高さが調節できるので配線の量が多い大規模オフィス向けです。安定性も高く配線の自由度も最も高いのが特徴ですが、コストが高いのと工事に時間がかかります。 床上げリフォームにかかる費用 気になるのは床上げリフォームにどのくらいの費用がかかるのかです。一般的に床上げリフォームは1平米あたりいくら、という感じで計算されています。そこに床張りのビスや工賃などが加算されていく仕組みです。 平均的に1平米あたりおよそ6000円~8000円程度です。後はフローリングの材質と広さで費用が変わってきます。 例えば20畳のオフィスの床上げリフォームならば、およそ216000円~288000円くらいの費用がかかります。もちろん依頼する工務店によって多少の違いはあるでしょう。 なので、見積を必ず複数社に依頼して納得した業者に頼みましょう。 この記事では、配線をスッキリさせ作業効率を上げるオフィス作りができる、床上げリフォームについてご紹介しました。 ・最近人気の床上げリフォームとは ・床上げリフォームの5つのメリット ・床上げリフォームは使用する場所によって耐荷重を考える ・床上げリフォームにかかる費用 この記事が快適なオフィス作りを検討している方のお役に立てれば幸いです。