お客様に安心感を与える応接室レイアウトの5つのポイント
オフィスにおいて、応接室は非常に重要な役割を担っている部屋です。基本的に応接室は社内の人が利用する部屋ではなく、外部のお客様をお通しするための部屋なので、社の印象を左右する重要な場所です。 しかし、普段使わないからこそどうすれば良い印象を与えられるかがわかりにくい部屋でもあります。そこでこの記事では、応接室のレイアウトで特に気を付けたいポイントをご紹介します。 ・オフィスにおける応接室レイアウトを決める5つのポイント ・応接室に置くオフィス家具のサイズの決め方 ・座り心地の良いソファーがおすすめ! オフィスにおける応接室レイアウトを決める5つのポイント 最低限ここさえ抑えておけばお客様に快適に過ごしていただける、重要な応接室のレイアウトのポイントを5つご紹介します。 ①場所 応接室は社外から訪問するお客様を通す部屋です。ほとんどの会社はセキュリティ対策もかねて、入り口から近い場所に応接室を設けます。これは社外に漏れたら困る重要な業務内容が来客の目に映るのを避けるためでもあります。 もちろんそれだけが理由ではありません。例えば来客した方を通すのに入り口から遠い場所に応接室を持っていくよりも、入り口に近い方が帰りやすいのも理由のひとつです。 なので、新たにオフィスを構えるのならば、応接室は入り口から近い場所に作ることを意識してレイアウトするのがおすすめです。 ②応接室に行くまでの通路の確保 応接室は入り口から近い場所に設置しますが、入り口に近い場所なら良いわけではありません。来客した方が応接室に行くまでに通路が狭くなっていたり、荷物や棚などが設置してあると通りにくいです。 できるだけスムーズに応接室にたどり着ける方がわかりやすいです。なので、通路は少し広く確保したり広い通路が確保しにくい場合には、通路には極力ものを置かない工夫も必要です。 応接室に行くまでの通路がキレイだと、来客した方に良い印象を与えられます。なので通路は広く、広く取るのが無理ならスッキリと片付いた通路にしましょう。 ③応接室の気密性の確保 応接室では来客した方と商談をしたり、面接を行うこともあります。もしも話している内容が筒抜けの状態だったら、来客した方や面接に来た方もあまり良い印象を持ちません。 秘密が守れる状況ではない応接室では重要な話がしにくく、周囲に話している内容が聞かれるのではないかと不安になってしまいます。なので、防音がしっかりされている部屋の作りも必要です。 また、防音対策をしていないと外の雑音が気になって、商談に集中できないケースもあるので、応接室に外部の音が入ってこない程度の防音設備を整えると良いでしょう。 ④応接室の快適性 応接室の内部の快適性も重要です。例えばお客様が応接室に入ったときに、スムーズに来客用のソファーにたどり着けるかにも気を付けます。ソファーではなく椅子を使用する場合も同様です。 一般的なマナーとしては、お客様は入り口から遠い場所に座ります。ソファーを置く場合には3人掛けのソファーを、お客様が座る側に設置しましょう。このとき気を付けるべきは家具のサイズです。 いくら立派な応接セットが置いてあっても、ギリギリのサイズでは到達するのが大変です。部屋のサイズに合ったソファーセットを置きます。テーブルに椅子の場合はお客様の数が多い場合にも対応できる予備の椅子があると良いですね。 そして窓がお客様側にあった方が快適性が増します。なのでレイアウトを決めるときには、窓がある側がお客様が座る側になるように設計します。 ⑤お客様に良い印象を与えるカラー 企業は会社のイメージにあったカラーがあります。応接室のソファーにその色を反映させると、お客様にインパクトを与えられます。なので、ソファーやカーテン、壁紙などに社をイメージしたカラーを使います。 もちろんカーテンやオフィス家具にイメージカラーを使うのもおすすめですが、例えば赤だった場合は壁紙やカーテンに使うのはインパクトが強すぎますので、その場合は湯呑茶碗やコーヒーカップに使用すると良いでしょう。 もしもイメージカラーを使用するなら、ファブリックや家具に取り入れやすい色を、ブランドカラーにするのもおすすめです。 応接室に置くオフィス家具のサイズの決め方 応接室に合ったサイズのオフィス家具を配置するといっても、具体的にどのくらいのサイズだったらピッタリで快適なのかがわかりにくいです。なのでちょうどいいサイズとはどんなサイズなのかを簡単にお話しします。 まずお客様が入り口から椅子に座るまでの間に、据え付けてある家具をよけなければならない状態だと、家具のサイズが大きすぎるので、家具をよける必要なく椅子までの動線が確保できれば問題ありません。 かといって小さすぎると、逆に落ち着かなくなってしまうのが人間の不思議なところです。また、ちょうど良いサイズの家具であっても入り口に入らなければ意味がありません。 まず重要なのは、部屋のサイズを測って設置する予定の家具のサイズを測ることです。実際にそのサイズを応接室にテープなどで区分けして、スムーズに歩けるかを確認します。 そしてできれば、応接室のドアは他の執務室よりも幅を広く取りましょう。できれば両開き(左右どちらかの幅が狭いタイプでも良い)を選びましょう。 座り心地の良いソファーがおすすめ! 応接室なのですから、できれば座り心地の良いソファーの方が良いでしょう。お客様がゆったりとした気持ちになれるので、会話もしやすくなる可能性が高くなります。 ただし、あまりふかふか過ぎないある程度の固さがあるソファーがおすすめです。観葉植物などグリーンがあるのも落ち着いた気持ちになれます。 重要なのは自分が迎えられたときに快適な応接室かどうかを考えて、お客様がより快適に過ごせる空間をつくることです。 この記事では、オフィスにおいての応接室をつくるときのレイアウトのポイントをご紹介しました。 ・オフィスにおける応接室レイアウトを決める5つのポイント ・応接室に置くオフィス家具のサイズの決め方 ・座り心地の良いソファーがおすすめ! 快適性とお客様に安心感を持ってもらえるセキュリティ対策をしっかりと追及し、信頼してもらえるレイアウトを目指しましょう。 そのお手伝いがこの記事でできれば幸いです。