オフィスリノベーションの流れと3つの注意点を解説!
オフィスリノベーションには3つのメリットがあります。ただし費用がかかるものなので、どの程度の費用がかかるのかも気になりますが、何よりもどんな「流れ」で進んでいくのかが気になります。
そこでこの記事では、オフィスリノベーションの流れ・メリット・注意点についてをわかりやすく解説していきます。
これからオフィスリノベーションを検討している方は、ぜひこの記事をご覧いただき、少しでも不安を解消していただければ幸いです。
- ・オフィスリノベーションの2つのメリット
- ・オフィスリノベーションの流れ
- ・工事期間中の業務についても計算する
オフィスリノベーションの2つのメリット
まずはオフィスリノベーションをすることによって、どのようなメリットが考えられるのかをご紹介します。
生産性がアップする
オフィスリノベーションは単なる改装工事ではありません。今あるオフィスをどのようにすれば作業効率が上がるのか、などを考えて設計したオフィスに改装していきます。
つまり改装前のオフィスよりも改善されているため、作業効率が上がることが見込まれます。例えば動線の確保により社員同士のコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
コミュニケーションが取りやすくなることで、情報共有がしやすくなり生産性も向上していくでしょう。
企業イメージが向上する
ふたつ目のメリットは、企業イメージがアップするというものです。例えば従業員を募集したいときによく利用するのがホームページです。自社のホームページにはオフィスの画像をアップします。
このとき、ホームページを目にした方にとって、その会社がどんなオフィスなのか、働く環境に興味を持つのは当然です。取引を検討している方がホームページをご覧になったときも同様です。
さらに企業の事業内容とオフィス環境がマッチしていれば、より与える印象が良く、企業イメージが向上していくでしょう。
従業員からオフィスへの不満の声が上がったとき
オフィス移転のきかっけとなる理由の一つに従業員からの不満の声が上がったとき、というのがあります。「例えば利便性が悪いため仕事がやりにくい」「オフィスが狭くて作業しにくい」など理由は様々です。
従業員の不満の声が多ければ多いほど、仕事に対するやる気が削げてしまったり、作業効率が下がってしまうこともあるでしょう。
定期的にアンケートを取るなどして、オフィスに対する不満や要望を聞いて、オフィスをどうすれば良いかを検討しても良いでしょう。
オフィスリノベーションの流れ
実際にオフィスリノベーションをする場合、どのように行われていくものなのか、一般的な施工の流れをご紹介します。
もちろんその前にリノベーションのタイプについても把握しておいた方が良いので、そちらも一緒にご紹介するので参考になれば幸いです。
① リノベーションの計画(プランニング)を立てる
オフィスのリノベーションをする目的をしっかりと持ちましょう。例えば「動線の確保」「ケーブル等を収納したい」「明るい社内にする」「会議室を作る」などです。
より具体的にこうしたい、こうした方が生産性が向上するといった社員の意見を聞いて決定するのも良いでしょう。ある程度話し合った後で目的を選定すると良いでしょう。
次に大切なのがオフィスリノベーションのタイプです。フルリノベーションにするのかポイントリノベーションにするのかを決めます。
フルリノベーション
フルリノベーションとはオフィス内の全てを改装することを言います。大がかりなものでは柱の位置をずらしたり、部屋の仕切りを取り払うなどの改装を行うこともあります。
フルリノベーションのメリットは、自由度が高く理想的なオフィスにすることができる点です。ただしその反面施工費用が高くなってしまうというデメリットがあります。
ポイントリノベーション
ポイントリノベーションとはオフィスの一部を改装することを言います。例えば従業員が増えたので少し部屋を大きくしたい、ミーティングルームを作りたい時などに行います。
全体的なイメージが変わるというわけではありませんが、都合に応じたスペース確保には向いています。メリットは費用を抑えることができるという点でしょう。
② リノベーションを依頼する業者を探す
リノベーションは一般的な工務店ならどこでも行えるかもしれませんが、できればオフィスリノベーションの経験のある業者を選びましょう。オフィスは一般の住宅とは少し構造が違うからです。
また、業者を見つけたら1社だけに見積もりを取るのではなく、複数の業者に見積もりを依頼した方が良いでしょう。その中から自分のオフィスリノベーションに最適だと思う業者を選ぶと、良い結果をもたらします。
③ 業者に設計・デザインを伝える
リノベーションプランを業者に渡して、どのような改装をしたいのかをしっかりと伝えます。業者はそのデザイン・設計を見て構造上難しいケースの説明や、他の方法を提案してくれます。
業者としっかりと話し合うことで、より理想的なオフィス環境へと改装することができ、納得がいくリノベーションを実現できるでしょう。もちろんコストについても相談しながら決めていきます。
実際にプランが決まったら、いよいよ改装工事が始まります。意外と簡単な流れだったので驚かれたでしょうか。
では最後にオフィスリノベーションを行うときの注意点をご紹介します。
オフィスリノベーションで注意したい3つのこと
自社ビルであるなら問題ないかもしれませんが、自社ビルではない場合のリノベーションには注意が必要です。とても重要な3つの注意点をご紹介します。
原状回復義務についての範囲の確認
借りているオフィスのリノベーションを行う場合、後になってトラブルが起こらないためにも、原状回復義務の範囲の確認をしておく必要があります。
例えばリノベーションをしてしまった後で、そのオフィスから別のオフィスに移転することになったとしましょう。このとき原状回復をしてから出ていかなくてはならないこともあります。
最初の契約をするときに、リノベーションをしてはいけないという場合もあれば、リノベーションするなら壁を壊すのはダメ!といったこともあるのです。
できればリノベーションの計画を立てた段階で、ビルのオーナーに問い合わせしてみると良いでしょう。
消防法など法律に触れていないか確認
一般家屋と同様に、オフィスビルにも建築基準法があります。このほかにも消防法などさまざまな規制があるため、リノベーションによっては法に触れることもあるのです。
どうすれば良いのかというと、届出をすれば良いこともあるので、必ず法律に触れる改装を行う場合には、あらかじめ書類を提出しておきましょう。
工事期間中の業務についても計算する
リノベーションできるからといって、諸手を上げて喜べるわけではありません。例えばフルリノベーションを行う場合、工事の期間どこで従業員が作業をすればいいかを決めなくてはなりません。
例えばその間だけ自宅でテレワークができれば良いかもしれませんが、そうではない場合は工事中だけレンタルオフィスを利用するなどの予定も組んでおく必要があるのです。
また、工事中に周辺の方々への配慮も忘れてはいけません。騒音問題や通行に支障が出るなどの場合には、あらかじめ対処を考えておく必要もあります。
この記事ではオフィスリノベーションのメリット・流れ・注意点についてご紹介しました。
- ・オフィスリノベーションの2つのメリット
- ・オフィスリノベーションの流れ
- ・工事期間中の業務についても計算する
大がかりな工事になるので時間や費用がかかるものですが、リノベーションによって生産性や社員のやる気の向上が見込めます。
ただしメリットばかりではないので、リノベーションするまでの計画や周囲への配慮、法律に関する問題など全てに配慮して行う必要があるので、綿密な計画を立ててオフィスリノベーションを行いましょう。
この記事がオフィスリノベーションのことで悩んでいる方のお役に立てれば幸いです。