人材確保にもつながる?オフィスデザインの効果
日本の場合、仕事をする環境はとにかく機能性第一という考えが根強く、快適に働くという観点が軽視されてきました。
海外はデザイン性を重視して快適に、少しでもストレスがかからず、パフォーマンスを最大限に発揮できる環境が多いです。
日本でもオフィスデザインに重きを置く企業が増えています。
オフィスデザインがどんな効果をもたらすのか、チェックしていきます。
- ・席の当たりはずれをなくす
- ・意識改革にもつなげられる
- ・理想はデッドスペースゼロ
席の当たりはずれをなくす
オフィスデザインを考える上で、別に奇抜である必要はありません。
従業員の満足度は、ちょっとしたことで得ることができるからです。
例えば、窓に近い席だと太陽光の影響で夕方とても暑さを感じやすくなります。
またエアコンの位置によってはとても寒い席、全く空調が効いていない席など同じフロアでもバラバラの印象を持つ人が出てきます。
この積み重ねが離職の原因の1つになりやすく、決して無視はできません。
オフィスデザインをすることで、どの席でもストレスなく働くことができます。
島型レイアウトが当たり前だと思う人からすれば、奇抜なレイアウトは抵抗があるかもしれません。
島型レイアウトは守りながらも、空調などに配慮したデザインを考えることはできます。
オフィスデザインは、どの席でも高いパフォーマンスを発揮してもらうために必要なのです。
意識改革にもつなげられる
一般的なレイアウトは、島型レイアウトで従業員が働き、それを統括するような場所に管理職がいるような形です。
これを管理職は管理職で席をまとめ、適宜報告連絡相談を行ってもらい、社内の動きを社員に理解してもらうようにレイアウトを変えることもできます。
要するに、オフィスデザインによって社内の意識改革につなげることができるというわけです。
社員1人1人に経営者目線をもってもらう、別の部署の動きも把握してもらうなど、経営者の思惑は様々。
1人1人が戦略的に、能動的に仕事に取り組んでもらう環境を、オフィスデザインで体現することもできます。
オフィスデザインから会社のあるべき姿をイメージできるかどうか、この部分でチェックすると、それぞれの企業のオフィスデザインの違いを楽しめるようになります。
理想はデッドスペースゼロ
コロナ禍の影響もあり、オフィスを移転して今までより小さなスペースへ行くケースが今後増えることが予想されます。
またコロナ禍が落ち着き、テレワークから復帰する社員が増え始めるものの、ソーシャルディスタンスを守るとなると、ゆとりのある環境にならないケースも。
これらのケースでは、デッドスペースをゼロにしていくことが求められます。
無駄なスペースがなくなれば、コンパクトにさせても窮屈にならず、人が増えても手狭な印象を与えません。
現状デッドスペースになっている空間は意外とあり、100%フル活用できているケースは少数派。
デッドスペースがなくなり、空間を有効活用できれば満足度が上がり、無駄な賃料を支払わずに済みます。
この記事では、オフィスデザインの効果についてご紹介しました。
- ・席の当たりはずれをなくす
- ・意識改革にもつなげられる
- ・理想はデッドスペースゼロ
全てにおいて意味のあるオフィスを目指すことが、オフィスデザインを考える上での大切なポイントです。