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ホーム限られたスペースを最大活用!省スペース型オフィス家具の選び方

限られたスペースを最大活用!省スペース型オフィス家具の選び方

テレワークやスタートアップの増加により、小規模なオフィスやシェアスペースを活用する企業が増えています。限られた面積でも、快適で効率的な働き方を実現するためには、「省スペース型家具」の導入がカギとなります。ただコンパクトなだけでなく、多機能性や配置の工夫によって空間の可能性は広がります。
本記事では、小規模オフィスに最適な省スペース家具の選び方や配置のポイントを、実用的な視点からご紹介します。

  • ・スリム設計×多機能性が基本の選定軸
  • ・働きやすさを損なわないチェア選び
  • ・壁面・空中を活かした収納戦略
  • ・配置と導線を意識したレイアウト

スリム設計×多機能性が基本の選定軸

奥行き控えめでも作業しやすいデスク

一般的なデスクは奥行き60cm以上ですが、省スペース向けには45cm~50cmのスリム設計が最適。ノートPCを置いてもゆとりがあり、壁際や間仕切り下にも収まりやすくなります。引き出しや上棚が付いたモデルなら、収納も兼ねられて一石二鳥です。

一台で複数の役割を果たす家具を

ベンチと収納を兼ねたアイテムや、折りたたみ可能な会議テーブルなど、多機能な家具はスペースの無駄を削減します。小さな空間では、「座る・しまう・仕切る」を一体化した家具を選ぶことで、柔軟に使える空間へと変化します。

働きやすさを損なわないチェア選び

背もたれ付きのコンパクトチェアを

狭い空間では大きなオフィスチェアは不向きです。省スペースモデルとしては、背もたれが低く、アームレストがないタイプや、スタッキング可能なチェアがおすすめ。複数脚を使いたい場合は重ねて収納できると便利です。

キャスター付きで柔軟な配置変更を

移動や掃除がしやすいキャスター付きチェアは、可変性のあるレイアウトに適しています。来客時や打ち合わせスペースを一時的に切り替える際にも便利で、柔軟なオフィス運用を可能にします。

“壁面・空中を活かした収納戦略

上部空間に収納を設けて床面を広く

床に収納棚を置くと圧迫感が出やすいため、壁掛け棚や吊り収納で上方向のスペースを活用しましょう。書類や備品を上にまとめることで、作業エリアを広く確保できます。デスクの上に設置できるハッチ棚なども有効です。

ロータイプ収納で視界の抜けを確保

収納は床面に置く場合でも、高さを抑えたローボード型を選べば、視線が遮られず空間が広く感じられます。複数人で使うワークスペースでは、圧迫感を軽減しつつ収納量も確保できるポイントです。

配置と導線を意識したレイアウト

直線的な配置で無駄なスペースを削減

L字型や島型のレイアウトよりも、壁面や窓側に沿った直線的な配置がスペース効率は高くなります。椅子の出入りスペースを最小限に抑えることで、余白が生まれ、動線もスムーズになります。

フレキシブルな空間に変える可動家具

キャスター付きの収納ワゴンや移動式パーティションを導入することで、必要に応じて空間を仕切ったり、拡張したりすることが可能になります。日によって使い方が変わる業務内容にも柔軟に対応できます。


限られた面積でも、家具の選び方と配置次第で快適かつ機能的なオフィス環境は実現できます。コンパクト設計、多機能性、可動性といった省スペース家具の特性をうまく活用すれば、業務効率や社員の満足度にも好影響を与えるでしょう。これからの時代、広さではなく「賢さ」で勝負するオフィスづくりが重要です。今ある空間を最大限に活かす第一歩として、省スペース型家具の導入を検討してみてはいかがでしょうか。